本誌(月刊 自然良能)の役割は、人体のメカニズムを詳しく説き、どうすれば症状を解消することができるかを具体的に述べて、併せて実際の症例を載せて、骨盤のなんたるかを多くの人に知ってもらおうというものである。それでも、骨盤の本質を理解している人の数は、まだ微々たるものであることは、その新聞記事からもうかがえるのだ。
某大病院の整形外科医の言葉として、骨盤を保護する靭帯はきわめて強力だから、「骨盤は簡単に歪まない。だが、太ももにある大でん筋などは骨盤を支える筋肉が衰え、骨盤が傾いたまま固定されると「歪み」になる。足を組んで座ったり、お腹を突き出して立つ姿勢も原因になる」と説明している。そして、この歪みは周囲の筋肉に影響を及ぼす・・・。
月刊「自然良能」から