一枚のレントゲン写真の中に自然良能会が主張している
正しい治療は「なにか」の答えが
症例は七十二歳の女性。
脊椎が極端に曲がっていることは、
誰が見ても歴然とわかる。
「この人、お年のわりには体格がよく、
いつも背筋をまっすぐにして、すっきりした感じの人だった。
レントゲンを撮るまでは、
こんなに脊椎を歪ませていたとは思いませんでしたね」
骨盤は右上に少し傾いているが、
この程度の変位でかほどまでに脊椎を狂わせている
レントゲン写真は珍しいので、
同会の参考になると思い、提供してくださったのだった。
たしかに珍しい写真ではあるが、
症状としてはさして珍しいものではないのではと思う。
レントゲン写真は平面的に写るものゆえ、
立体的に見ることはできない。
この症例の骨盤は、右上だけではなく、
斜め後方へも歪ませているかもしれない。
それならば脊椎のひどい曲がりも不思議ではなかろう。
いずれにしても、老齢者でこの症状ならば、
整形外科ならどのような手立てを講ずるのか?
いつもの疑問が持ち上かる。
だが、自然良能会ではまず(現代医学が無視している)
骨盤の変位を正すことで、
脊椎の矯正や椎間板ヘルニアの解消をする。
同会が常に「正しい治療とはなにか?」と主張するのは、
自信の裏打ちにほかならない。
この一枚のレントゲン写真が物語る点は、
まさにそこにある。
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